ユメとマサユメの境界線

ユメは現実との狭間…ようは実感のない世界さ。
まぁ…訓練して見れるようになる明晰夢(めいせきむ)は違うけどね。
何？
明晰夢とは何か？
自分で調べなよ、それぐらい。
今は便利なものがあるだろう？
さて、話が逸れたね…話を戻そうか。
実感がない…
つまり痛みを感じないのがユメなのさ。
苦しさを感じて、目が覚める事があるだろう？
そう、苦しいと感じる事は出来るんだ。
命に関わる様な事とかね。
ああ、あと…見知らぬ人が夢に出て来て、助言をするのは天才の証拠らしいね、何かの本で読んだよ。
君達の思っている通り、私は夢の産物さ。
だけどね、私が夢に現れているんじゃない。
君達が私の夢に迷い込んだのさ。
まぁ、それは後日教えてあげるよ。

次にマサユメの事だ。
マサユメとはまさしく、痛みを感じられるというよりは…
感情が出るということ。
怒りや悲しみ…ようは喜怒哀楽さ。
あくまでも私の持論だ。
あまり気にしないでくれよ？

境界線を引こうにも、寝るか寝ていないかのどちらかしかない。
それか、死んでいるか生きているかのどちらかだ。

人になった以上、
君達は選択しなければならない。
ユメとマサユメを。