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ははは、と言う夢の笑い声とそれに一緒になって楽しそうにしている玖々廼馳に竜尊は不愉快に眉を寄せた。 竜尊 「……おい」 一言、声を出してみる。 が、夢も玖々廼馳も今ある状況を楽しんでいるのだろう、竜尊の言葉は聞く耳持たずだ。 それにより一層眉を寄せて竜尊は先程よりも少し大きな声でもう一度声をかけた。 竜尊 「……おい。夢、玖々廼馳!」 若干、本当に少しだけ声を荒げて二人を呼ぶ。 流石に二人もその声に気付いたのか顔をあげて竜尊を見た。 夢 「あれ?竜尊いたの?」 玖々廼馳 「いたんですか竜ちゃん。無理しなくてもいいのに」 さらりと返事をした二人の言葉は中々冷たいもの。 はあ、と竜尊は溜め息を吐いた。
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