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我慢の限界の限界の限界の限界を越えて竜尊は思わず叫ぶように怒鳴った。
大嫌いで苦手な犬に、自身の名前をつけられるなどとんでもない。
しかもその名前をつけられた犬を絶えることなくまだ若い娘と幼い鬼が呼び続けるのだ。
誰が耐えられようか、こんな苦痛。
玖々廼馳
「竜ちゃん…そんな意地悪言ったら竜ちゃんがかわいそうですよ?」
竜尊
「竜ちゃんってどっちの竜ちゃんだ?玖々廼馳?お前わざとだろ?わざとそんな物言いしてるだろ?」
夢
「そうだよ竜尊。今の竜尊も可愛いけど、だけどこっちの竜尊だって可愛いんだから」
竜尊
「言葉遊び?言葉遊びがしたいのかお前らは。あっちでしなさい。良い子だからあっちでしなさい、な?」
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