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世界の中心に今2人は居て、沈む夕日にライトアップされた教室の中で互いを見つめ合っている。
どこと無く気まずい空気が漂う中で、随分と長い時間を地球滅亡まで決着のつきそうにない……エンドレスにらめっこで過ごしていた。
そんな沈黙に終止符をうったのは痺れを切らした彼だった。俯きかげんな彼女に意を決して重すぎる雰囲気を破る。
「ずいぶんと時間がたったな……」
「……」
「俺に2人で話って、何の用があったんだ?」
「…………」
「もう帰っていいか? 知恵理……」
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