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「舞斗……こっこれっ--コレに好きな数字を書いて、そっそして私に永遠の愛を誓いなさ~い!」
上から目線で知恵理にそう言われる舞斗、その前に差し出しされたのは白地の小切手!
彼女の家は想像を絶する資産家だから10ケタくらいカキコをしてもビクともしないだろうから、これはいわゆるカラ手形の類ではなくモノホンだ!
突如! 目の前にぶら下がった二つの果実。
庶民な自分が永久にお目にかかれないお宝と、地上に降りた最後の天使と形容される美少女!
はかり知れない財宝を二つ同時に手に入れて、その代価は永遠の愛を誓う事のみ。
ドラマでもなければアリエナ~イ状況を前に、舞斗はただ固まる。イヤ……これはドラマではなくドッキリの方だろうと彼は気を取り直して目の前の仕掛人に話かける。
「知恵理……イミわかんねえし」
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