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「遠慮……しなくていいんダヨ」
少し上目使い気味に視線をおくる知恵理のしぐさに撃ち抜かれそうになる舞斗。
だけどその様子がおかしい!
「これが俺の返事だよ知恵理、じゃあな」
ツンとした態度で舞斗は1の数字が書き込まれたアノ小切手を知恵理に突き返す。
そのあと続けざまで。
「安い……愛だ!」
そう言い残して舞斗はその場をあとにする。
残された知恵理はただ去って行く舞斗を無言で見送り、その姿が消えると同時にススリ泣きを始める。
予想外の出来事に回りも自然と解散して行き、泣いている知恵理の側にはクラスメートの女子が残り彼女を支えていた。
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