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慶次と小太郎は、別の場所で、
慶次『なあ、小太郎。どうして、身分を偽るんだ?そんな事しなくたって、景虎様なり何とかしてくれるだろ。』
小太郎『時が来れば。だが、景虎さんは薄々気付いているはずだ。今は身分を偽る必要があるが、それに、遙には本当の事を話してはいない。』
慶次『遙姫に本当の事?』
小太郎『全てを話した訳ではない。何処の誰に襲撃をされたなどと、言えるはずが無い。あいつが相当苦しむ事になる。』
小太郎は知っていた。殊諳を襲撃してきたのは、遙が知っている、昔馴染みの仕業だと言う事を。
慶次『苦しむ…か。所で、主人はどうなったんだ?』
小太郎『それは分からない。生きてるかもしれん。又はもうこの世にいないかもしれない。最後まで、見届けれ無かった。』
慶次『そうか…』
***********
その頃遙姫は、景虎の身の回りのお世話をしていた。
景虎『へえー。中々やるね。“女中”としては勿体ないなあ。』
遙『有難うございます。』
(良かった。少しは役に立ったかな。)
とそう思った時、
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