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いつまで経っても襲いかからないことに不審に思い、そろっと目を開けると
「?ひぃっ!!」
なんと、ドラゴンの牙が
「おいっ早く逃げろ。」
遠くから男の声が聞こえ、今気が付いたかのようにまろびながら走り出す
何故かはわからないが、ドラゴンは追いかけて来なかった
「大丈夫か?」
先程の声の主かと思われる男がこちらに来た
年の頃は私と同じくらい
しかし、見慣れない服装をしている
『グギャアアアアァァァ』
ビクッとすると、先程のレッドドラゴンがこちらに向かって来た
「ちっ、さすがドラゴンだな。簡単とはいえ、縛魔術を破るとは。」
この口振りから、さっき、ドラゴンの動きが止まったのは、この彼のおかげのようだ
「さてと。この世界の生き物に俺の力は通じるかな?」
『オン―――――!』
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