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「……小野くんが迷子になるから…………………怪我とかしてない? 大丈夫?」
本当は物凄く心配していた僕は小野くんに何度も問いかける。そんな僕に対し小野くんは優しく微笑み『ギュ』っと抱きしめ返し、
「大丈夫ですよ?
神谷さんが心配してくれるなんて俺、嬉しいです。」
っと言ってくれた
ホッとした僕は嬉しくて僕も
微笑む。
「俺は大丈夫です。 で、お詫びでなんですが、今から花見してもいいですか?
夜桜もとても綺麗ですよ。」
ニコッと微笑んでライトアップされた桜を指差す
そのあと僕と小野くんは、誰もいない静かな山でライトアップされた桜を時間を忘れるほど眺めたあと、手を繋いで車までゆっくり歩いて家へとかえった。
end
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