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おそらく、山田の両脇に立ち並んだ二人の男が、山田の自信に繋がるのだ。迷彩服の上からでも、厳しい訓練を積んだ兵士であろうと判る屈強な体つきは、金髪の男が助走をつけてぶつかったとしても倒れそうにはない。
「おい、質問に答えろよ」
金髪の男もそれを察しているのか、口調にやや威勢の落ちたのが感じられたが、それでも退かないところに彼の粘着質な性格が見える。
「この場所がどこかという質問には答えられません」
山田はとりあえずそう答えたが、直ぐに説明の続きに戻った。
「イベントの内容については、その都度、発表します。そして、イベント日の午前10時にこの地点に居ない方は脱落となりますので注意してください」
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