春の日に、君に逢いにゆく。

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それから数十分歩き、男はようやく待たせた相手のもとに着きました。 男は何十年も待たせた事を詫び、先程の花束を渡します。 女の姓は変わってはいませんでした。 男は嬉しさからか、切なさからか、女の頭を優しく撫でながら涙を流しました。
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