戦火の少女

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  ガーディアン  つまりは傭兵と揶揄される武装集団の事だが普通ならば私達のような組織は正規軍ではない レジスタンスと呼ばれるのが当然だが、少しばかり事情がある アジトもとい 宿営地に戻った私達の前にまたアイツらが待っていた 「これは、これは 誰かと思えば《自衛軍》の三笠さんじゃないか、何かあったのか?」 「随分な挨拶だな! それに君の…いや、君たちの『命令不服従』は目に余るものがあるのだがね!」 いかにも軍人口調でその見た目だけですぐに何だか分かる 「サー、ですが我々は自衛軍ではありません、そもそも軍人とも呼ばれたくないですし」 喋り方は年とまったく合わないまるで大人の女性のようにも思えるが顔を見るとほんの少女なのだと気づかされる。  
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