出会い

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気がつくと、私は川岸に倒れていた。 全身が濡れている。 どうやら崖下の川に落ちて下流まで流されたようだ。 左足が痛い。落ちたときに痛めたらしい。 『さて、ここはどこだ?』 右も左もわからない。 日が落ちてきて暗くなり始めた辺りを見渡すと、遠くに町の灯りが見えた。 とりあえず町に向かうため、私は痛む足を引きずりながら歩き出した。
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