お世話になります

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「お登勢さん、亜依さんにお部屋と着物を準備してあげて下さい」 武市さんはお登勢さんに声を掛けた。 「それはよろしおすけどお2人のお説教はまだすんではいませんえ」 「続きは私が引き受けますから…」 「それなら…せやけど皆さんのお部屋がある2階しか空いてませんがよろしおすか?」 大丈夫かという顔で皆を見ている。 何か問題でもあるのかな? 「…仕方がないな」 「よっぽどここは大丈夫っすから」 武市さんと慎ちゃんが真剣な顔で話している。 「あの…何か問題でも?」 気になって聞くと 「なぁ~んも心配いらん!わしらがおるきに安心しちょいてくれ」 と龍馬さんが自分の胸をドンと叩いた。 その笑顔… すっごい安心するなぁ~。 「はい、よろしくお願いします」 私は笑顔で龍馬さんに返事をした。
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