お世話になります

16/16
前へ
/59ページ
次へ
「おまんこそ大丈夫か?」 盃を持つ手が止まり、ジロリとこちらを睨む。 「…何がだ…」 「相手はあの後藤じゃき、おまんと以蔵は顔を見るのもいやじゃろ」 「…あいつと話をすると決めた時から覚悟はできている。いらぬ心配だ」 武市は一気に酒を流し込む。 口ではああゆうが… やはり心は納得できとらんようじゃの… 仕方がない… 同志を失い、自らもあんなめにあったんじゃ… 「明日の事は問題ない。それよりもお前は亜依さんを今後どうするのか考えろ」 「わかっちょるわ」 ――その後2人は遅くまで話し合った。
/59ページ

最初のコメントを投稿しよう!

24人が本棚に入れています
本棚に追加