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「この木、懐かしいな。」
亮ちゃんは少し微笑み
この学校のシンボルである
大きな木を見つめる。
ほとんどの生徒は下校し
気付けば校庭には
私と亮ちゃん、2人きり。
暖かい春風がなびく。
「本当懐かしいね」
この木の下で
亮ちゃんは私に告白をした
ちょうど今日みたいに
あの日も
暖かい春風がなびいていた
まだ幼げな顔した
亮ちゃんは顔を赤らめながら
『一目惚れしました
俺と付き合って下さい』
言ったよね。
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