ロリコンは保護欲あってこそ

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― 衣服からグラサンまで、一通りアドバイスする。 最後に「子供の本音は子供にしかわかりませんけどね。」と苦笑い気味に話を切り上げた。 必死にメモを取るSu-37ゲフンゲフッ…ターミn…校長の様子は、どこか滑稽(こっけい)に見えた。 メモをまとめ上げた校長は一呼吸置いて、俺目掛けてAGMを投下した。 「どこを改善すべきかを、直接児童から聞いてきてはくれぬか? 1限目が自習の学年に監督として入れるように脅… 話を通しておく。」 (もはや何も言うまい。) 「あ、はい。」 …やはり最後の一言が引きずっているか。 と冷静でいられるのも、本当にこの人が校長で大丈夫なのか不安で仕方ないからであろうと言い聞かせて頷いた。 ― …そして現在に至る。 数学、いや算数か。 正面の学習机に乗る白いA4のプリントを見て、先生の絵心に感心していた。 細目でちらと時計を見る。あと数分で教室が騒がしくなるのは避けられない。 ― プリントを回収するのを見計らったように古ぼけたチャイムが鳴る。 すると群がる群がる。 あっという間に児童が俺を取り囲んだ。 幼女が多いのは気のせいだと思いたい。 …ちょっとまて、腕を引っ張るな。 …ガキ!服の中に消しカス入れるんじゃねえ! 鼻に鉛筆ねじ込むぞコラ。 くほぁ?目の前の幼女が抱きついt(ry ぶるるあぁ!! 股間!股間は弱いからッ そこの幼女! 16ビート刻むなっ! ―などとは口にしない。 紳士だから(キリッ そして本題に入る。 「ところでさ、ここの校長って―」
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