ロリコンは保護欲あってこそ

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―授業が終わり、帰還した。 気がつけば愛犬が職員室で可愛がられている。 愛犬の「おすわり」の姿勢にキレがあるのは気のせいか。 飼い主として誇らしいが、普段はエサの時だけしか覇気を見せない愛犬に複雑な気持ちを抱(いだ)き、校長室へと進んだ。 校長室は相変わらず広く、無駄に分厚い本が並んでいる。 何故か校長は席を立っているのか、不在であった。 トイレだろうかと解釈し、ふと本棚を眺める 「ん゛?」 眉を寄せて凝視すると、六法なんちゃらの本に紛れてポスターが挟まっていた。 広げてみると某殺し屋のロr…少女が。 「…何で金色のヤ○ちゃん?」 (あ、あんなところにも…○柑か、まだまだありそうだな…) 脇に戦利品を挟み物色する。 目についたのは半開きの引き出し。 一見仕事用デスク、しかし圧縮袋によって煎餅化した抱き枕が姿を表したのは何事か。 「一体どう力を加えれば、こう薄くなるのだろうか?」 この答えはスライディング土下座で校長室<シークレット・ロリエリア>に帰還した校長<ムッツリ・ロリコン>が全て説明するだろう。 同士として語り合える…。 そう悟る夜鷹の口元は自然と緩んでいた。
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