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「「「「てをあわせて、いーただきーます」」」」
…あぁ、神様ありがとう
神聖なる教室で給食。
文字どおり幼女に囲まれて一緒にごはん。
しかも机を寄せ、「おにーちゃん、たべよーよぉ」と、隣からは甘い声。
しまいには「なーちゃんずるい!」
「はーちゃんもいっしょするぅ!」
「あきちゃんは後でね。きょう給食とーばんだよ」
と、俺を取り合う始末。
「こらこら、やめなさい4人とも。」
声がした方向には学習机で黙々と給食をつつく校長。
しかも背の高い方であるがため、学習机に座っている光景は、ひときわ異彩を放っている。
俺ですらこのサイズの学習机に座るのは窮屈だ。
ギリギリ足が収まっているが…。
そんな光景に関係なく「はーい…」
と投げやりな返事。
相手はあの紳士の校長だぞ。
怖くないのか?
「ねぇ、なーちゃん?だっけ。
怖くないの?校長先生。」
すると「うん、おとーさんだから。」と返答。
「そーなんだ、へぇ…
え”?」
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