ロリコンは保護欲あってこそ

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それがどうしたの? と言いたげに首をかしげた。 「あーちゃんだげじゃないよー。 ふーちゃんも はーちゃんも なーちゃんもいっしょー。」 4姉妹、しかも4ツ子。 校長すげぇ。 ひとりでぼっち飯してるけど。 「ん?」 肩をつんつくされて振り向くと、逆隣のふーちゃんと呼ばれる子がプチトマトを箸に刺して「ん」と突き出してくる。 なにこれ。 噂の「あーん」なのだろうか。 つくづくロ〇コンでよかった。 「苦手?」 コクリと頷くふーちゃん。 「いつか食べれるようになろうね。」 少し前向きに声をかけ、プチトマトを頂いた。 勿論反対側からは「ずるいよー!」 と不満の声。 校長はその様子を信じられない、という表情で凝視していた。
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