ロリコンは保護欲あってこそ

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現在保健室のベッド。 先程、事の一部始終を見た女性教師が俺を不審者と勘違い。 綺麗な弧を描いたフルパワーキックが炸裂し、俺の人生は終ったようだ。 …じゃない。 俺のωを蹴り抜かれ、ふっ飛ばされた。 しかもその先にはふーちゃん。 ぶつかる寸前、ふーちゃんをかばうために抱き着き、倒れる寸前で半回転。 頭を強く打ち、朦朧とする意識の中で、ふーちゃんの無事を確認した。 そして感じる小さな温もり。 左手に柔らかい感触。 まるで直に触れているようなー? 視界に映るは頬を赤らめたふーちゃんと服に侵入していた左手の存在だった。 そして休み時間が終わる廊下にはギャラリーが出来上がっていてー …アレ? 既に俺の人生詰んでね?
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