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「だから楽しめて死ねりゃ本望、ただそれだけの話だろう」
・・・
僕は何も言えなくなってしまった。
でも心の奥底では解っていた。
こんなもの何の甲斐があるのだ、と。
でも今まで苦労してきた意味がなくなってしまう。
だから絶対に認めたくなかったのだ。
「認めちまえよ」
「何にもなんねぇぞ?」
いやな目をしてこっちを見ながら言ってきた。
彼を直視出来なくなった。
黒い影に足を掴まれて何もできなかった。
それが・・・異様に悔しかった。
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