始まりの月

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俺は部屋へ戻り、財布とケータイを持って玄関に行く。 靴を履き玄関を出ると、月は俺の真上で輝いていた。 果てしなく広がる夜空に、ひとりぼっちの月 立ち止まりよく見ると、確かに月はいつもより少し大きな気がして違和感を覚える… (何か… 気持ち悪ぃな……) 確かに月は綺麗だったが、それ以上の『何か』を感じる… (早く行こ) 俺は早歩きで歩き出し、近所のコンビニへと向かう。 近くの大通りにあるコンビニは、夜中の11時を過ぎてもまだ人が結構いる。 「いらっしゃいませー」 店内に入ると、流行りの曲や若者の声で賑やかだった。 俺は大好きなポテトチップスのうすしお味とコーラを買っていく。
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