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｢ちょっとお兄ちゃん!?私のプリン食べたでしょ!?｣
｢んぁ?｣
俺の妹、兼長女の小夏が冷蔵庫を開けたかと思えば何だか叫び出す。
｢食べて無いよ?｣
｢ウソだぁー!!口の所にカラメルついてるもん!!｣
左の側頭部にチョコンと結んだ髪を揺らし、俺を指差しながら小夏が言う。
俺は言われた瞬間にソバにあるティッシュを一枚取り、口の周辺を拭く。
ティッシュを確認すると確かに焦げ茶色の液体が付いている事に気付く。
とりあえず証拠を隠滅する為にティッシュをゴミ箱目掛けて投げるとキレイにイン。
……。
｢俺がプリンを食べたと言う証拠は無いだろ｣
｢見苦しいぞ。さっきのカラメルは何だよ｣
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