第0話・2 真面目な長女

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「カラメル?何の事やら」 「1ページ前に『口の所に焦げ茶色の液体が付着していた』と描写されてるけど?」 「なら言おう。俺がプリンを食べたと言う描写は無いだろ?」 「っぐ……確かに」 小夏が苦虫を噛んだ様な表情を見せ、俺から視線を逸らす。 「それに焦げ茶色の液体ってだけでカラメルとは限らん。もしかしたら汚い何かかも知れないだろ」 「プリンを食べられた事より汚い何かを口の周りに付着させている兄を持つ方が嫌何だけど?」 「汚いとは限らないだろ!?もしかしたらお前のプリンのカラメルかも知れんじゃ無いか!!」 「どっちかハッキリさせて頂けませんかねっ!?」
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