第0話・2 真面目な長女

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中身の無くなったプリンの容器。 口の中に残る甘さ。 口の周りに付いたカラメルだと思われる焦げ茶色の液体。 ……。 「俺は食べてない!!」 「ウソ付け!!お兄ちゃんの心の中だと思われてる独り言は全部ただ漏れだよ!!」 な、何だとー!! 俺は知らない間に声に出してしまっていた様だ……。 「今の所も全部声に出てるよ?」 「……」 「とりあえず犯人はお兄ちゃんに決定したから。プリン買ってきてよね」 「……はい」
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