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「あ、あわわ……」
私の目の前に広がる光景、幼なじみの陸ちゃんが角や羽の生えた意味分からない美女二人と添い寝している!!それに何よあのおっぱ、いや胸!!大きいにも程があるわ!!まるでボンキュッボンじゃない!!私なんて……いやまずは落ち着こう。ふぅふぅ……陸ちゃんは一人っ子。
ならどうして……あっそうか!!あの二人はきっと留学生だ。そうだそれで陸ちゃんの家に下宿しているんだな。そうだよ。そうに決まってる!!
「あの留学生さんですか!?」
状況判断が出来ない尚は二人を海外からの留学生と勝手に解釈し、思わず質問した。
「いや、私達はサキュバスだ」
「さ、サキュバス!?」
とっさにルシルが質問に答える。
と同時に予想外の答えに尚は頭を抱えた。
むぅそれにしてもこれが人間の女か、てっきりもっと恐い奴かと思ったが、あんがい見た目は若いし可愛いな……何故慌てているのかは不明だが。
「ねぇルシルお姉様、あの子私達のターゲット知ってるみたいだよ??」
陸ちゃん??とか言ってたし。でも案外害があるわけでもなさそう。サキュバスって人間の女の存在をちょっと誤解してたかも。
「らしいな。でも他のサキュバスにターゲットが狙われているわけでもないし、まぁ危惧しなくても大丈夫だろ」
対面前は緊張していた二人は今では普通に話している。
つまり尚が一人でパニックになっているということだ。
「さ、サキュバス……」
前に調べたことがある、確か男の子の夢の中でや、やらしいことをする悪魔のはず。でも夢の中で襲うはずなのに私の目の前にいるのは何故??
待ってやらしいこと……キャッ
自分で卑猥なことを考えた尚は恥ずかしくなり顔が赤くなった。
ちなみに陸斗より性の知識はあるが、未経験である。
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