ご対面の朝

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「プハハッ何これ、人間って私達のことこんな格好してると思ってるの??ダサいよこれ!!ププッ」 「た、確かにこれはククッ……まぁ確かに以前は服を着ていたが、これは露出度がまだまだ足りないようだ」 サキュバスはいかに男を誘惑するかが鍵になる。だから露出も大事なことだ。 エリスならまだしも真面目そうなルシルまで笑うなんて…… でも露出度が足りないって??この画像はバニーガールに似た服装が描かれているのだが、僕にとっては十分エロチックな服装なんですけど…… 何か服を着せないと、僕が困る。目のやり場的な意味で。 「まぁ私達ほとんど家から出ないつもりだし、裸でも問題ないでしょ」 目的はダーリンだし、まぁでも……人間界をもっと詳しく見てみたい気もするけど……そんなこと言ったらルシルお姉様に怒られちゃう。 な~んてエリスが呑気に言ってる。 なんて恐ろしいことを…… 「ルシル、エリス、ちょっと待ってて、もしかしたらお母さんの部屋にまだ着れる服があるかもしれない!!」 「あっ、ダーリン……」 僕は部屋を飛び出し、二階の奥にあるお母さんの部屋へ向かった。
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