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「ねぇ、ルシルお姉様この子本当に可愛い!!それに美味しそうな精気の匂いがプンプン~早くヤっちゃおうよ!!」
「わかってるが、むぅやはり朝はきついな……夜と比べ魔力が半減する。しかし姿を見られた以上躊躇している場合ではないな」
僕が呆然としているのを見て二人は僕をベッドへ押し倒し、パジャマのボタンを外し始めた。
「……ちょっと!!いきなり何するんですか??それにあなた達は何者なんですか!?どうやってここに??鍵は閉めたのに……」
ボタンを外されていることをきっかけにハッと我に還り、僕は質問攻めを開始。と同時に再び身を起こそうとするが、がっちり肩を押さえ付けられ、動けない。
僕一体何されるの……なんか恐いよ
腹ペコで早く精気を吸いたい二人とは裏腹に、陸斗は恐怖を感じていた。
「何者だと??私達はサキュバス。君の精気を吸いに来たんだ。ここへは屋根を突き破って侵入した。さっ私達と気持ちいいことをしようか。確か人間界の言葉でセック」「ルシルお姉様ダメだよ!!」
ルシルがそう言いかけたところをエリスが急いで口を塞いだ。
「ンー!!プハッ、何をするエリス!!」
ルシルはコツンとエリスの頭を叩いた。
その間陸斗は天井を見るとポッカリ穴が空いていた。
本当にここから入ったんだぁ……
「ごめんなさい。でもこの子私達の裸見ただけで意識飛びそうになったんだよ。もっとオブラートに包まなきゃ!!確か、逆レイp……」「もっと酷くなってるぞバカ!!」
「もう痛ったい!!」
二人が言い争ってる中、陸斗はポカンと頭に?を浮かべている。
「あの~さっきから何を言っているのかわからないんですけど、あと壊した天井と屋根直してもらえませんか??」
「「えっ!?」」
陸斗の発言に二人は言い争いをやめた。
「えっ、君本当にわからないの」
「はい」
真顔で答える陸斗に対し、ルシルとエリスは衝撃の発言に顔を見合わせた。
陸斗がわからないのも無理はない、実は陸斗は性に関する単語は学校で教わる最低限の単語以外何一つ分からなかったのだ。当然そっち系の本やビデオも持っていない。
「あぁんもう簡単に言えば“子作り”よ!!こ・づ・く・り!!これなら分かるでしょ!?さっズボン脱がすわよ……」
まぁ子作りはしないけど、さすがにこれなら分かるでしょ。
こ、子作り!?僕が子作り……僕がお父さん……
「はれひらへほ」
そう言って僕は気を失った。
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