なんでも屋

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「まあそう肩を落とすな龍牙。確かに今回の依頼は猫探しだが、ただの猫探しではない」 すると、六助が意味深な言葉を発した。 皆は一様に首を捻る。 「どういうことですか?」 その中で一番に聞いたのは、眼鏡の天パな青年。 柏木永太郎[カシワギエイタロウ]だ。 「探してほしい猫はな、将軍殿の飼い猫なのだ」 「将軍の…?」 首を傾げる波に六助は頷き返すと続ける。
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