100人が本棚に入れています
本棚に追加
「まあそう肩を落とすな龍牙。確かに今回の依頼は猫探しだが、ただの猫探しではない」
すると、六助が意味深な言葉を発した。
皆は一様に首を捻る。
「どういうことですか?」
その中で一番に聞いたのは、眼鏡の天パな青年。
柏木永太郎[カシワギエイタロウ]だ。
「探してほしい猫はな、将軍殿の飼い猫なのだ」
「将軍の…?」
首を傾げる波に六助は頷き返すと続ける。
最初のコメントを投稿しよう!