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名は三枝慶獅[サエグサケイシ]。
通称ケイ。
年は20前後だろう。
そしてやはり帯刀している。
「何って、やることないからこうして歩いてんの」
龍牙はケイの問いに溜め息混じりに返す。
「確かにそれもそうか」
それにケイは笑うと、自分より20㎝は低い龍牙の頭を叩いた。
「ちょっ、やめろよな!背が縮んだらどうする!!」
怒りを露にし、すぐさまその手をはたく龍牙。
しかしそれが面白かったのか、ケイはさっきより乱暴に龍牙の頭を押さえる。
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