なんでも屋

3/42
前へ
/42ページ
次へ
名は三枝慶獅[サエグサケイシ]。 通称ケイ。 年は20前後だろう。 そしてやはり帯刀している。 「何って、やることないからこうして歩いてんの」 龍牙はケイの問いに溜め息混じりに返す。 「確かにそれもそうか」 それにケイは笑うと、自分より20㎝は低い龍牙の頭を叩いた。 「ちょっ、やめろよな!背が縮んだらどうする!!」 怒りを露にし、すぐさまその手をはたく龍牙。 しかしそれが面白かったのか、ケイはさっきより乱暴に龍牙の頭を押さえる。
/42ページ

最初のコメントを投稿しよう!

100人が本棚に入れています
本棚に追加