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「一人か…俺がいた地下は20人。他の仲間も大体同じ人数…多いとこなら100人以上はカプセルに眠っているんだがな。まぁその全員が目覚めるわけじゃないが…」
男は不思議だといわんばかりの顔をし、俺の方を見つめてくる。
話しをしながらしばらく歩いていると、奥からは賑やか…まではいかないが、様々な人の声が聞こえてくる。
長い廊下も終わり奥にたどり着くと、先程聞こえていた声もハッキリと聞こえ、目の前にはパーティー会場にあるような大きな鉄製の扉があり、その扉を開けて中に入ってみると沢山の人達がいた。
楽しそうに雑談している者達もいれば、武器の手入れに真剣にやっている女性など、ざっと見たところ100人近くはいる。
(地下にはこんなに人がいたの!?)
なんて驚いていると、今まで賑やかだったのが徐々にに静かになり、俺達のほうにむかって
「おかえりなさい!!」
「マシンには遭遇しなかった?」
「おっ!?生存者を見つけたのか!」
「坊主!どこも怪我してねーか?」
と色んな人が俺達に話しかけてきた。
いきなり注目をあびて若干恥ずかしかったが、帽子をかぶっている男にこの拠点をまとめている人物の所まで案内され、色々と話しを聞かされた。
主な内容はこうだ
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