PICEC・0 ~逃亡~

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このコアの話しを聞いて、俺の体にあるコアの事で大きな問題が一つおこった。 付いているコアの色は赤色…マシンのコア色と一緒 大きさは野球ボールぐらいで左胸に埋め込められるように付いて、皮膚のかわりなのかコアを囲むように鉄みたいな物がある 体にコアが付いてるだけだったらすぐにでも仲間に話していたと思う。 俺だけ皆と違うという不安もあるし気味が悪い マシンと同じタイプのコアでも、いずれは仲間に打ち明けようと思っていたが、まさか任務中に見られるなんて… 不意とはいえ見られてしまったので秘密にしておく事はもう出来ない 「俺は皆と少し違うけど、どこも以上はない!今まで黙っててごめん」 そう話そうとしたが、口を開く前に目に映った仲間の表情は、マシンを見るような恐怖に満ちた顔にみるみる変わっていった。 そんな表情に戸惑っていると、仲間達は俺に銃を向けながら声を大にして 『マシンの手先だ!!』 『我々を騙して殺すつもりだったのか!』 など色んな事を言われたが、俺は何とか話しを聞いてもらおうと言葉を発しよとしたその時 「ヒュン」 向けられた一つの銃から発光している弾が飛び出し、ものすごい早さで顔を通り過ぎていき右頬から痛みが走った 「え?嘘だよな…」 恐る恐る右頬を指で触ってみると、ねっとりとした血が指についた 触った事により撃たれたという事を実感した。それと同時に「殺される」と仲間に恐怖心を感じ、一目散にその場から逃げ出した なんとか仲間だった奴らを振り切り逃げられたけど、まさか襲ってくるなんて… (同じ人間なのに) (仲間と思っていたのに) それから約五ヶ月間。 俺はマシンからも人間からも、逃げながらなんとか生きのびている。
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