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文次「さて」
吉次「全く、本編が進まぬな(笑い)」
文次「江戸の怪異百物語なぞ読んどるらしいぞ」
吉次「おお、確か『和漢百物語』や『本所七不思議之内』などのカラー図入りの」
文次「そう。そして途中で
まさかの明治編があるという」
吉次「一番の怪異(笑)」
文次「そう。で、河童どのや猫の怪異も多数載っておったぞ」
吉次「ほう!!猫のはどんなじゃ?」
文次「色々(苦笑)」
吉次「…じゃよなぁ」
文次「しかし、興味深いぞ。例えば河童殿などは主に捕縛した後にその検証した記録なぞが残っておる」
吉次「何と!」
文次「検証の図説もあってな、絵師が描いたものではないが別の場所で時が経った後も姿が同じぞ」
吉次「ふぅん。そういえば」
文次「ん?」
吉次「河童…水虎殿は西と東で随分と様相が違うそうな」
文次「ほう」
吉次「…とお客の翁に聞いた」
文次「お前なぁ…仮にも猫またの端くれだろうが。何で妖怪とされる我らの事知らんの?」
吉次「仕方なかろう。だって私は…」
文次「止め」
吉次「ん?」
文次「お前の話は番外編で出すことになってるから、次に」
吉次「まさかの宣伝!すいません聞いてないのじゃが!!」
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