1章『過去』

7/7
前へ
/7ページ
次へ
信也「お前は、成績優秀、スポーツ万能、容姿端麗で、周りからちやほやされてさ言っとくけど、この孤児院でお前の事が好きな奴なんていないんだからな!!」 と言った。夜美はこの言葉が心に傷をつけているのを知っていた。だから何度も言われる度に、心の傷が広がっていくのと同時に、孤児院の仲間との間の溝が深くなっていることを、夜美は感じていた。 夜美は思っていた。 夜美「(あの事故さえなければ、信也と仲がよかったままだったかもしれない、あの事故・・・ううんあの火事さえなければ。そしてあんなことしなければ、あんなことをして後悔はしていないけれど・・・)」
/7ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加