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風巳「…ま、いっか明日こそ伝えられれば」
そう言うと風巳は
歩いて行った。
だが、夜凪は知らなかった。
明日にこの平凡な日常が
来ないことを…。
スーパーにダッシュでついた
夜凪はすでにおばちゃん達で賑わう場所を前に立っていた。
キャーキャー
おばちゃん「それあたしが先に取ったのよ!?」
おばちゃん「そんなの知らないわよっ!!#」
そんなおばちゃんの
横や斜めをすり抜け
商品を奇跡的に掴んだ。
夜凪「私の今日の食料!!
鶏肉ゲットぉ!!」
こうして
夜凪は今日も食料を
安く勝ち取るのである。
夜凪「安売りの日はやっぱ最高だなぁ*」
袋を抱え
ホクホクしながらの帰り道…
夜凪「ん??」
夜凪はいつも通る
お地蔵さまの前で止まった。
そこにはお地蔵さまの
お供えものを食べている
カラス達がいた。
夜凪「ちょっと罰当たりなことしちゃダメでしょっ」
カラス達を追い払い
お地蔵さまを見た。
見るとなんと首がとれていて
夜凪「誰よこんな罰当たりなことしたのっ!!っとに…」
夜凪は首を胴体に乗せ
ついでに林檎を供え手を合わせた。
ふとその時なぜか風巳の
言葉を思い出した。
風巳『恋とかもするか
わかんねーし』
夜凪「私だって恋したいけど恋とかわかんないじゃん…ねぇ、お地蔵さま…」
目を開けてお地蔵さまを見た時…
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