僕は…

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僕はゆうじ。ごく普通の男子高校生だ。 でも、高2になっても、僕には友達がいなかった。 もちろん、彼女さえもできでいない。 僕はハーフ人であり、つい2ヶ月ほど前までは イギリスにいた、だから僕は帰国子女なのだ。 日本語は母が日本人だから母から習っていた。 僕の見た目は確実に外国人であって、髪は金色で目は青かった。 学校に入りたての時は、みんな僕をうらやましそうに見ていたが、 最近だと 「武田だって髪金色じゃん!俺達だって金色に染めたっていいだろ!?」 と、先生達に言う生徒が増えてきた。 僕は先生に 「先生・・・僕も髪を黒くした方がいいのでしょうか!?」 と、聞いてみたのだが、先生は 「武田君は地毛なんだから、気にしなくていいのよ?」 と、先生は僕に優しく言ってくれた。 「でも、僕が髪の毛金色だから、みんなも髪の毛染めたいって言ってるんじゃないんですか?」 「でも、それは武田くんのせいじゃないのよ?  あの生徒達が誰かがしてるから俺もっ!って真似をしようとしてるのよ。  多分うらやましいんだと思うわ」 「じゃぁ、僕が黒に染めたら・・・」 「あなたが黒にしても多分彼らは止めないわよ?」 「どうしてですか?」 「彼らが染めたいと言う気持ちと私たち教師が染めさせないと言う  気持ちと同じくらい大変なのよ」 僕は、先生の話をききながら、結局だれかが悪いんだよ・・・っと思った 「では、失礼しました」僕は言った なぜか先生は僕をひきとめた 「ちょっといい?」 「はい」 「武田君くらすに友達できたのかな? いつも一人みたいやけど・・・」 「・・・っあ、友達ですか・・・できてないですよ  いつもは、ケータイで、イギリスの友達とメェルしてますが・・・」 僕は、先生には、気付かれていたんだ・・・っと思った 「どうして友達を作らないの? イジメられているの?」 先生は疑問文ばかりだった 「友達と言いますか、どうはなしかけたらいいかわからないんです・・・」 「普通に話かけてみるといいわよ?」 「はい・・・」 そして、僕は職員室を出た 「はぁ・・・どうしようかな・・・ 困るよ・・・」
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