195人が本棚に入れています
本棚に追加
/284ページ
あれから数年が経ち、俺となのはは今、小学三年生になっている。・・・・・・もうじきユーノとジュエルシードが現れる筈だ。
そして今、俺は何をしているかと言うと・・・
士郎「裕、三番テーブルのお客様にモンブランセットを。」
裕「はい、分かりました。・・・・・・お待たせしました。モンブランセットです。ごゆっくりどうぞ。」
父さんと母さんの喫茶店『翠屋』でアルバイトをしています。
あれから翠屋は男女問わず、かなり人気の喫茶店になり、人手が足りなくなった時に、俺に声が掛かったんだ。
俺が翠屋でバイトを始めると、今度は女性客が異常に増えた。何でも『可愛い男の子が翠屋で働いて居る』と言うクチコミが広まり、女性客が増えてしまったようだ。・・・俺としては、可愛いと言うのはかなり複雑だ。
まぁ、でも、父さん達の翠屋が繁盛するのは嬉しい事だ。・・・たまに父さん達に新メニューを話したら、それが本当に新メニューに加わってたりして、それがお客に好評の時なんかは、最大の喜びだったりする。
そんな訳で、俺は休日の今日翠屋でバイトに勤しんでいる。
士郎「おっ。・・・裕、そろそろ来る時間だよ。」
父さんが笑いながら話し掛けてくる。・・・時間?はて、何の事だ?俺は首を傾げながら考える。
裕「・・・忘れてたぁぁぁ!!」
バイトに集中しててすっかり忘れてたけど、思い出した!!・・・慌てて時間を確認すると、時間はもうアイツが翠屋に来る時間帯になっていた。
裕「父さ・・・じゃなかった、店長!今日はもう上がり・・・・・・」
カランコロンカラン
?「ゆぅぅぅくぅぅぅん!!」
ダダダダッ!!
父さんに、今日はもうバイトを上がる事を伝えようとした時、翠屋の扉が開いた。そして、それと同時に俺の名を呼ぶ声と、俺に向かって駆けてくる足音が聞こえる。
そして、
ズドォォォン!!
裕「グエッ?!!」
俺に向かって駆け込んできた者の頭が俺の腹に直撃していた。
?「ゆーくん、ハロハロォォ♪ハァァイ、ゆーくんの可愛い可愛い彼女さんがやって来たよん♪」
最初に言っておく。この無駄にハイテンションな奴は、俺の彼女なんかじゃない。
最初のコメントを投稿しよう!