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ラグが不機嫌そうな声色で喋る。・・・こりゃ嫉妬か?ラグが嫉妬なんて珍しいな。
裕「どうしたんだ、ラグ?いつものお前らしくもない。」
ラグ【私にも理由は分かりません。・・・ただ、先程のマスターを見ていると、・・・こう、黒い感情のような物が出てきて・・・】
マキナP【あの子に嫉妬しちゃったんですか?】
ラグ【なっ!?////・・・し、嫉妬だと!?い、いつ私がマスターに嫉妬を!し、証拠はあるのか!?////】
ラグがかなり動揺しながらも喋る。・・・その慌てっぷりが証拠なんだけどな。
裕「ラグ、そんなに慌てなくても大丈夫だよ。・・・ごめんな。」
俺はラグに謝りながらラグを撫でる。
ラグ【い、いえ////・・・私の方こそ申し訳ありませんでした。もう少し、ましな方法もあったのに、あのような・・・・・・】
裕「俺は全然気にしてないよ。俺にも落ち度はあったしな。・・・・・・さて、俺も早く行くか。予定の時間までに到着しないと、・・・だしな。」
そう言って俺は、目的地目指して駆ける。遅れたら、うるさいしな。
そんな事を考えながら走っていると、数分で目的地の前に到着した。
目の前には、普通の一軒家があった。俺は、一軒家のインターホンを押す。
ピーンポーン♪
?「はぁい。誰ですか?」
インターホンを押すと、すぐに関西弁混じりの声がする。
裕「約束通り、来たぞ~。」
?「あっ、お兄ちゃん。ちょっと待ってな。」
裕「はいは~い。」
言われた通り玄関前で待っていると、
ガチャ
?「お兄ちゃん、いらっしゃい。待ってたで。さぁ、上がって上がって。」
玄関が開き、そこから車椅子に乗った茶髪の女の子が現れ、玄関に出てきた。
裕「あいよ。お邪魔します。・・・『はやて』、お土産用に作ったケーキだ。後で食べろよ。」
そう言って俺は、家に着く前に、空間の裂け目から取り出しといたお土産用のケーキを少女『八神はやて』に渡す。すると、はやては目を輝かせながらケーキを受け取る。
はやて「ホンマか!?お兄ちゃんの作ったケーキは絶品やからなぁ。ありがとうな。」
裕「どういたしまして。・・・はやて、夕飯の準備はまだだろ?俺が作ってやるよ。」
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