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カーテンを閉め切るが、
太陽の光が漏れ、
小鳥の囀りから、
またいつもと変わらない、
朝が始まろうとしていた。
ゼェー…ゼェー…ゴホッゴホッ…
…ゼェー…ヒュー…ゴホッ!
ベッドで寝ている人物以外…
ゴホッ
「あ゙ー頭痛゙い…」
くそっ…
風邪ひいたか……
原因は絶対に!
昨日のスキーだろうな…。
コンコンっと
ノックがしてドアを見ると
父さんが起こしてくるために
来たようだ。
が、
俺の異変に気がついた見たいで
慌てた様子で
頭に手を乗せた。
おー…冷て…
父さんって
こんな冷たい手だっけ?
「熱っ!
お前、凄い熱だそ!
ママー!
早く来てくれー!」
お父さんは慌てたように、
母さんを呼ぶ。
ママって…
あんたいい年して自分の妻を
なんて呼び方すんだよ;
智世でも呼ばないのに…;
俺はぼーっと思っていると、
母さんが走ってきた。
そして父さんと同じ動作して
顔をしかめた。
「智世、
熱さまシート持ってきて!
砦斗、
薬探して取ってきて!」
砦斗達も居たのか…
おー、その表情は可愛いな…
兄ちゃん嬉しいな…
(キモブラコンめ!)
智世と砦斗は心配そうな表情だが言われた通り出て行った。
母さんはこういうとき
凄く心強いし、
行動と判断が早いんだよな。
父さんと違って…
呆れてドアの前で
オロオロしてる海都をみた。
母さんは体温計を見て、
固まってからため息つくと、
「パパ、
学校に入試受けれないこと
電話で連絡してて…」
「よし、わか「待ったーー!」
俺は立ち上がり、
大声で止めた。
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