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本日、
俺が第一志望校の高校の
入試になります。
アサヒガワ
旭川高校。
共学の
少し頭がいい学校で、
公立だけど
まだ出来たばっかで
暖冷房の設備に、
設立したばっかの部活でも
全国レベルの運動部や文化部の
部活ばかりで
部活優先の学校。
勿論、
大学も必ず行ける保障つきだ。
俺の目的も部活だが、
学校が徒歩20分という
近さにも惹かれ、
絶対ここしかないと思って、
頭の悪い俺は
この一年猛勉強して
旭川高校よりはるか上の
楼彗高校を合格できるくらい
ここまで努力してきたんだ。
しかも大好きな
睡眠をここ一ヶ月はなくして!
↑(いやおかしいだろ;)
それを風邪ごときで
台なしにしてもらったら困る!
「それだけは無理だ!」
そう必死に言った。
「だけど熱が…」
「それは前日に無理矢理
スキーに連れてったバ…
母さんが悪いんだろ!」
父さんはシュンとなる。
母さんも少しは罪悪感を
持ったのか黙っていた。
「仕方ないわね…
送るわ。
旭川高校に連絡して
別室で受けさせて
もらいましょ。」
何が仕方ないだ!
元句は母さんだろ!
俺は悪態つきながらも、
頷く。
そして、
母さん達のおかげ?で、
フラフラになりながらも、
入試を受けた。
そして、
全教科を受け終わった瞬間…
俺は意識を失った。
安心して
遠退く意識の中、
人の心配した声や、
救急車の
サイレンが微かに聞こえた。
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