episode1

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「そんなことより!」 魂が抜け殻となっていた 俺を慰める父さんと砦斗の おかげで元気を取り戻し 始めた時、 母さんはそう言った。 俺が不思議そうな顔を しているのを 母さんは呆れていった。 「今日は合否発表日よ。」 「…………あぁーー!」 そう叫びながら 立ち上がる。 合否発表? ってことは 3日間丸々寝てたのか。 うん、まぁまぁ幸せだったな。 睡眠は時間さえあれば 眠れば眠れるだけ寝る。 俺の最長睡眠時間、 夏休みの一週間半だから♪ 起きた理由は お腹が空いたから。 流石に何も食べないのは、 健康維持…… 生命維持できないからね? やっぱり仕方ない。 夏休みは時間あったからねー… ほんと幸せでしたよ♪ って、そうじゃない! 「どうしよ見てない;」 俺は焦ったように 青い顔で言った。 母さんは あぁーそれなら大丈夫よ と、笑っていった。 この感じだと見てきたのか? 俺はそう思った。 「落ちてたわよ!」 母さんは笑顔で言った。 「…………はい?」 今、何といいました? 「だから、  旭川高校落ちてたの!」 母さんは面倒そうに言った。 「ママ、  そんな笑顔で  言ったらいかんだろ;」 父さんは母さんに 呆れたように言った。 俺は座り込んだ。 旭川高校に落ちた… 落ちた…… 「落ちたのか……」 俺はそう呟くと、 肩を落として脱力したように 倒れる。 砦斗が支え、 頭を撫でていた。 ↑(どっちが兄貴なんだか;) .
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