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『……………き…』
心地好い気持ちの中で声が聞こえてきて自然と声の方にいく。
暗い中に明るさを感じる。
『るき…』
徐々に薄目を開けると
カーテン越しに太陽の光が入り部屋を明るくしていた。
覚醒してくると
小鳥の囀りが耳に入ってくる。
雀かなんだかわからないが
「うるさい…」
小鳥の囀り何かしらんが、
俺にとっては
大事な大事な睡眠を邪魔する、
ただの雑音でしか聞こえない。
光りも覚醒させてくるので
邪魔でしょうがない。
ガバッとまた羽毛布団を頭まですっぽり被る。
全く、
毎日眠る邪魔するの
太陽もやめて欲しいね。
心の中で悪態つきながらも、
また視界が暗闇になり
音が小さくなったので
夢の中に入っていく。
………ッ!ッドタ!ドタ!
ドタ!ドタ!ドタ!ドタ!
バンッッ!
「「るーーきーー!」」
そう大声が響くと同時に、
自身の上におもいっきりに
重みが伝わってきた。
「っぐぇ!」
ちょうどお腹に当たり、
思わず吐き気がした。
ぶちっ!
「もう!何だよ!吐くぞ!」
そう怒鳴りながら起き上がる。
「いいよー♪
でも寝起きで胃液も
ないのに何が出るの?」
「…吐くものは
吐くんだよっ!智世!」
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