4656人が本棚に入れています
本棚に追加
夢の中に入りかけを
邪魔したのは智世こと、
雪比良 智世(ユキヒラ チセ)。
ふわふわのハニ-ブラウンの色素の薄い髪はくせっ毛であちらこちらに跳ねていて
アーモンド型で
くりくりの大きな目と
ニコッと笑う口には八重歯が
ちらつきもともと可愛いが充分にポイントアップだ。
「るき兄、おはよう♪」
腰にぎゅっと抱き着く美少年は
俺の可愛い可愛い弟。
「ハァー…おひゃお(おはよ)」
欠伸をしながら、
弟の頭を撫でる。
さっきの怒声からケロッとなり
可愛い弟の顔を見た途端に
怒りは消えてしまい、
欠伸をする。
時計を見ると、
「まだ時間あるじゃん。」
そう言うとまた寝る体制をとる
が、
バシッと頭を叩かれ、
「いつまで寝るの!
もう昼の1時よ!」
そう言って止めるのは、
雪比良 紗実(ユキヒラ サミ)
明るめのブラウンのユルカールに、
小顔でスタイルの抜群で
美人の女の人。
因みに母さん。
「俺はいつものことだよ!
用がないなら
どっかいってよ。」
(ったく!
もう40にもなるバb『ジロッ』
「すみません;」
紗実の一瞬の鬼の姿に
びびり素直に謝る。
紗実は元に戻り、
ホッとするが、
我ながら俺の母さんは
凄く怖い。
「昨日だって
6時には寝てたじゃない!
どれだけ寝るのよ。
その割に
背は変わらないけど…」
「俺はどんなことより、
寝ることが大好きで
全てなの!」
最後の厭味は勿論スルー。
母さんは呆れていた。
.
最初のコメントを投稿しよう!