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夏「コクられてない月ないよね。」
唯「そうだっけ?」
気付いたときにはもうこんな感じだからわかんねぇ。
夏「どうせ女の子に優しくしてるんでしょ。」
唯「そんなことないって。」
夏「じゃあ愛想振り撒いてるとか。」
唯「してないって。しかもちゃんと彼女いるって言ってるし。」
夏「じゃあ顔だ。」
強めに頬を引っ張られた。
唯「つまり整形しろと。」
夏「そこまでは言わないけど。女の子に対しての態度はちょっとは気をつけなさい。」
パッと頬を引っ張る手が離れて夏美が先に歩く。
唯「気をつけてるよ…。」
ヤキモチ妬きめ。
可愛いから許す。
俺よりもかなり小さい夏美の手を後ろから引っ張って倒れかけた夏美を抱き留める。
唯「妬くなよ。」
夏「転ける。」
腕を軽く叩かれたのでちゃんと立たせてやると俺の腕を持ちながら一緒に歩いてくれた。
唯「夏美、バスケ部のマネージャーしない?」
夏「しないよ。そーゆーめんどくさそうなのはパス。」
唯「めんどくさいって…。そりゃちょっと力仕事な部分はあるけど。」
夏「唯音以外のにもマネージャーしなきゃいけないんでしょ?マジでパス。」
ちょっと嬉しいこと言ってくれたから許す。
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