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唯「でも俺、夏美がマネージャーしてくれたらもっと頑張れる。」
夏「頑張ったらモテるからダメー。」
ジュースを頬にぶつけられた。
唯「痛い、痛い。てか浮気心配?」
夏「全っ然。」
また俺の前を歩き始めてちょっと膨れてる。
唯「俺は夏美の浮気心配だよ。」
足を止めて少し大きな声で言うと夏美が振り返った。
夏「しませんよ。」
俺に負けないくらいの大きな声で言い返して来たから夏美の腕を引っ張って抱き締めた。
唯「なら安心。」
夏「早く帰るよ。」
唯「ゆっくりじゃなくて?」
夏「早く。」
唯「冷た。」
手を繋いで夏美の家までゆっくり歩いて帰った。
夏「じゃあまた明日。」
唯「もうちょっと。」
夏「あがる?」
唯「少し喋る。」
夏「寒いじゃん。」
唯「ちょっとだけ。」
夏美んとこは喫茶店兼バー経営だから住んでる方の家はいつも誰もいなくてかなり暗い。
夏美には兄貴がいて『陸也(りくや)』っつうんだけど夏美より学年が2つ上で今、専門学校で料理の勉強してて店を手伝ってるから夏美はいつも家で1人だ。
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