プロローグ🍸👑

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夏「ちょっとだけだよ。家のことあるし。」 夏美は家のことを完全に仕切ってて家事完璧。 きっといい嫁になりますよ。 唯「もうすぐ試合あるから応援来てよ。」 夏「私はそういうのパスだって言ってるでしょ。」 夏美はバスケのルールが全くわからないから見てても面白くないらしい。 休みの日は夏美も店を手伝ってることが多いからデートもそんなに頻繁には付き合ってくれない。 唯「俺、夏美が来てくれたら頑張るから。」 夏「私がいなくても頑張りなさい。チームのためでしょうが。」 肩を叩かれて少し後ろに退く。 唯「そうだけど彼女には頑張ってるとこ見て欲しい。」 夏「唯音が毎日頑張ってるのは知ってるよ。勉強もバスケも。」 唯「一回でいいよ。」 夏「考えとく。」 また『考えとく』だ。 考えたって来てくれない。 寂しいよ。 俺の彼女は鬼ですよ。 夏「唯音。」 夏美が俺の首に手を回して来てそのまま唇にキスしてくれた。 あーあ、ずるいっつうの。 許しちゃうよ。 夏美を抱き締めて少し抱き上げた。 唯「ずりぃよ、バカ。」 夏「先輩にそう言うこと言う?」 俺の彼女はずる過ぎる。
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