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羽「寒…。」
慎「家来る?」
羽「今日はすんなり帰るよ。」
慎「そう?あっもうちょいだけ。」
羽「勉強しなくていいの?」
慎司の肩を押して慎司の頬に手を当てて軽く頬を掻いた。
慎「明日やる。」
羽「昨日も聞いた。」
慎「ちゃんとやります。今はちょっとだけじゃん。」
羽「それならいいけど。」
慎「くっつく。」
大きい子どもだな…。
抱きついて来た慎司を抱き締めて肩に顔埋めた。
慎「浮気、すんなよ。」
羽「そっちもね。」
慎「俺は大丈夫だよ。モテないから。」
羽「嘘つけ。」
慎「ホントだし。心配なのは羽蘭だよ。」
羽「ウチの学校にまともな奴いないから。」
慎「どうでしょうかね~。」
羽「ホンっトにいないから。見せてあげたいよ。」
マジでいい男いない。
いたところで慎司を越える奴じゃなきゃ意味ないし。
慎「見たくても出来ないしな…。」
羽「心配しなくても浮気はないって。」
慎「信じる。」
羽「帰ろ。」
慎司の手を握って家に向かって歩き始めた。
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