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今、彼女が公園に居るのを見つけた。
学校帰りだろう。
僕は静かに近付く
彼女が僕に気がついたようだ。
「や、こんにちは!」
君はそっと微笑んでくれた
「あのね?さっき商店街の人から貰ったんだけど、レオ、食べるかい?」
君が微笑んでくれるなら
僕も心から応えよう。
「どお?おいし?」
「ニャー」
僕の言葉は君には決して届かないだろう。
僕が人間だったなら
僕は彼女に一体なにが出来ただろう。
『レオ』君が僕につけてくれた名前
それが僕にとってどれだけ嬉しかったか。
僕は、君のことを、どうしようもなく好きらしい。
君が嘘の笑みを浮かべるのなら
僕もその嘘に付き合おう。
これは、僕にとって最大の愛の証。
これからも僕は君のことを愛し続ける
ーーーーーfinーーーーーー
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