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寮に帰ってから先輩達に新工場の情報を聞くと、海の近くにできたらしい。とのことだった。それだけ…らしい…⁉
らしい?……新工場の噂さえなかったからか💧
いきなり、工場が増えた感じだけどね…
先輩達も興味津々だけど
面だって言わないようにしている。
なぜか?
行きたくないから。
今住んでいる寮はまだ、都会といってもいいところにあるからだ
新工場は作ったというより、他所の工場を仕事と一緒に買い取ったようだった。
その工場に佐藤と行くことになったが、この佐藤 大樹(さとう だいき)は同期の中でも評価が高い‼
東京から出てきた、お坊ちゃんといった方が解りやすい
背はそんなに高くなく、たぶん170センチはないだろう。
性格は穏やかで優しい。
また、愛想がいい、顔もいけてるからうらやましい。
ただ欠点は、プライドが人より高いところだ
ようやく、この寮を家といえるほど馴れ親しんだのに
「はぁ……」
「とりあえず佐藤と話しでもしてみるか」
今は誰かと話しでもして不安をごまかしたかった。
とりあえず、ビールを持って階段を上がった。佐藤の部屋は寮の四階、俺は佐藤の部屋の前に立った。
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